Feb
23
fukuoka.ex#5 (懇親会も):福岡におけるElixirの進化~福岡Elixir会
福岡Elixir会メンバー登録(無料)…https://fukuokaex.connpass.com
Organizing : fukuoka.ex(福岡Elixir会)
Registration info |
一般参加枠 Free
FCFS
LT枠 Free
FCFS
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Description
下記URLから福岡Elixir会にメンバー登録すると、MeetUpイベントやもくもく会のお知らせがメールで届きます(無料)
https://fukuokaex.connpass.com
fukuoka.ex#5 MeetUp、ワイワイ盛り上がりました!
福岡Elixirコミュニティ「fukuoka.ex」とは?
「fukuoka.ex」は、ビッグデータ分析やAI・機械学習向けデータ加工、もしくは大量アクセスのあるWeb・APIサーバ構築といった、「膨大なデータやアクセスの高速処理」と「高い開発効率」を両立できる関数型プログラミング言語「Elixir」と、そのWebアプリケーションフレームワーク「Phoenix」を福岡で広め、ワイワイと盛り上げていくコミュニティです
Elixirは、シンプルな言語仕様により、「プログラミングが初めて」という方でも比較的とっつきやすく、同時に、関数型言語にありがちな複雑さ(トリッキーな構文、数学やアカデミックに走り過ぎる、等)無しに関数型の強力さだけを抽出した、現実のアプリケーション開発を行うエンジニアに寄り添ってくれる言語です
Phoenixは、Webアプリケーションの世界では、最もメジャーな「Ruby on Rails」を作っていたメンバーによって開発された、大量アクセスと高速分散の捌きが得意なWebアプリケーションフレームワークで、Rails同等の高度なWebアプリ開発を、とても気軽に行えます(中でも、WebSocket性能は、あらゆる言語のFW中でも最速)
「fukuoka.ex」では、MeetUp(勉強会、プログラミング入門/もくもく会)やハッカソンを通じて、「Elixir/Phoenixの習得機会」と「実際のアプリケーション開発に役立つノウハウ」の提供を定期的に行うことで、福岡でのElixirプロダクション採用が増えていき、Elixirに触れることで得られる「プログラミングの楽しさ」を福岡のエンジニアに体感する機会を増やすことをビジョンに掲げています
東京では今年、「Elixir Conf 2017」という大型イベントで300人を動員し、盛り上がっていますが、福岡でもこの勢いに乗りつつ、東京に負けない展開・活動を一緒にしていきましょう
※もし「関数型言語」に苦手意識や拒否症がある方は、文末をご覧ください
※Twitterハッシュタグ「#fukuokaex」でもワイワイやっていきます
MeetUp#5・・・福岡におけるElixirの進化
今回のMeetUpは、fukuoka.exの活動を始めて9ヶ月経った今、福岡において進んでいる、複数企業におけるElixirプロダクション採用の現状と、そこで用いられているノウハウ、更には福岡独自のElixirの進化をテーマに、セッション/LTを行います
Elixirにとって、2016年は、マルチコアのCPU全てをフル活用できる「Flow」「GenStage」のリリースがあり、2017年は、GenStageを基盤にした「Dynamic Supervisor」のリリースがありました
また、githubに登録されているElixirライブラリも、30,000件を超え、2年前の4.5倍へと増加し、GCP(Google Cloud Platform)での正式採用といった+αの追い風もありました
どれも、ベースとなっているErlangには無い、Elixir独自の進化であり、数年前、「ElixirをやるにはErlangを使わないと成り立たない」と考えられていた状況は、「Elixir単独でもアプリケーション開発やプロダクション開発は支障無く行える」という状況へと、急速に様変わりしつつあります
その一方で、30年近く電話交換機での高速性能と並行分散処理を支え続けた「Erlang VM」による長期間の安定稼働、耐障害性、ホットリロード等は、Elixirにおいても健在で、他の言語が追随できないレベルに洗練されています
こうした状況から、福岡の様々な企業では、Elixirを業務アプリケーション開発に利用する気運が高まっており、2017年からプロダクション採用されるケースも着々と増えていますが、その様子をMeetUpにてお披露目したいと思います(詳細は、後述の「タイムテーブル」をご確認ください)
なお、会の終了後(21:00以降)、お酒と軽食(無料)で懇親会も行いますので、セッション・LTの登壇者に質問したり、日頃会話できないようなエンジニアとの交流をお楽しみください(もちろん、セッション・LTのみの参加も可です)
開催:2018年 2月 23日 (金) 19:00〜21:00(18:45 受付開始)
場所:株式会社TechJIN(最寄駅: 天神)
住所:福岡県福岡市中央区天神3-4-3 大隈ビル8F
(空港線天神駅から徒歩5分、西鉄天神駅から徒歩10分)
Tel:092-406-8016
タイムテーブル
時間 | 発表者 | 内容 |
---|---|---|
18:45-19:00 | - | 開場(受付開始) |
19:00-19:05 | piacere | はじめに |
19:10-19:30 | 性能探求者 y_ueno |
#1-セッション: マルチコア並列ガチ対決!Elixir x C# x Go、オマケでScala、Node.js |
19:30-19:50 | アプリマイスター YujiKawakami |
#2-セッション: SaaSの最前線!マルチテナントアーキテクチャ x Elixir + Phoenix |
19:50-20:00 | うどん愛好家 ht0919 |
#3-LT:フォームから作るPhoenix投票システム |
20:00-20:20 | カーネルハッカー zacky1972 |
#4-セッション:ZEAM(Zacky's Elixir Abstract Machine)開発ログ 第1回「BEAMバイトコード・インサイド 〜30年の歴史を誇るBEAMを超えるには~」 |
20:20-20:40 | 福岡Elixir仕掛け人 piacere |
#5-セッション:マーケティングに強いCTOが語る技術未来とElixir 第1回「2020年の後、訪れるIT投資激減とシステム崩壊、そして救世主Elixir」 |
20:40-20:45 | - | 懇親会準備 |
20:50-22:00 | - | ♪~ 懇親会 ~♪ |
-22:00 | - | 閉会 |
持ち物
お名刺を受付でお渡しいただければ、スムースに受付が完了します
(プラス数枚、名刺持ってきていただくと、懇親会での交流がスムースになります)
LT発表者の方は、LT資料の入ったPCを持参してください
※当日、プロジェクターに接続(HDMI)いただき、発表していただきます
その場でコードを試したい方も、PCを持ち込んでいただいてOKです
なお、ゲストWifi利用可能ですので、Pocket Wifiやテザリング端末は無くても大丈夫です
「でもElixirって、使いづらくて覚えにくい『関数型言語』でしょ?」
一般的に「関数型言語」と言えば、言語の習得が難しく、組織として選定しづらいイメージがありますが、Elixirは、言語仕様や構文がシンプルかつ簡単なので、「育成や習得の容易性」を切り捨てること無く、関数型のメリットも享受できます
関数型のメリットは、以下の通りです
- 状態が無いことで、同じ入力を何度行っても同じ出力しか返さないので、意図しない挙動にならない
- 変数がイミュータブル(作成後にその状態が不変)なので、マルチスレッドや並行処理で競合しない
- プログラム構造が小さな関数群で構成され、シンプルに保たれるため、変更容易性が向上する
- 少ないコードで、凝縮度の高い高度な処理が書ける
更に、Elixirならではの以下メリットも上乗せされます
- マルチコアCPUを簡単にフル活用できる
- マルチクラスタ(AWS、GCP、Azure)のスケールアウトも楽々実現
- 長期間の安定運用を実現してきた「Erlang VM」の元で動作する
- 関数の引数でのパターンマッチが可能で、呼出時の事前条件チェックや関数呼び分けには、快感すら感じる
- リスト設計に慣れていくと、他言語で数百行かかる複雑な処理も、数行のコードで組むことが可能になる
- JSONパースが得意なので、Google APIやBacklog API等、様々なWeb APIとの連携に強い
- データ変換とバイナリデータ検索に特化しているので、ファイルヘッダ解析やIoT/ドローン制御にも向いている
- できあがったコードは、オブジェクト指向言語の1/100の量になることもあり、見た目も100倍エレガント
- 習得がカンタンなので、入門者・初級者向けでもあるし、ベテランなら驚くほど生産性が高まる